歴史と本マニアのための部屋

歴史、政治、本、あと吹奏楽関連のつぶやきです

2024-01-01から1年間の記事一覧

第14回「星落ちてなお」 第15回「おごれる者たち」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 兼家の死 訃報を耳にした人々が見せたそれぞれの感情 為時 まひろ いと 宣孝 道兼 道長の同僚たち 公任 行成 斉信 実資 《ドラマの台詞へのツッコミ》 中関白家 道隆 貴子 定子 皇太后であられる東三条院詮子の憂鬱 まひろ…

第13話「進むべき道」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 一条天皇の御代と中関白家の栄華 まひろの身の振り方と識字率の矛盾 兼家の老い 道長と正妻 一条天皇の御代と中関白家の栄華 さて、ドラマの舞台は前回から4年の時を経て、990年(永祚2年)。 986年安和の変で花山天皇を謀…

第12話「思いの果て」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 死の影は身近にありそっと忍び寄ってくるもの まひろの友人 サロンの風景 結婚観 道長の場合 まひろの場合 為時から見た実資 宣孝から見た実資 現場から:道綱の気持ち 道長を巡る人々の思惑 左大臣源雅信と摂政兼家 倫子…

第11話「まどう心」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

第11回のお題は「まどう心」。 誰が、何に心まどわされているのだろう? 前回からの展開で、それぞれの立場から心境を想像しながら考えてみる。 目次:クリックで各項目へ飛べます 寛和の変 後日譚 花山天皇の場合 為時の場合 兼家の場合 ついでのつぶやき:…

第10話「月夜の陰謀」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 寛和の変 まひろと道長の恋 今回は大きくストーリーの流れが二つに分かれる。政変と、恋だ。では政変のほうから見ていくことにする。 寛和の変 ………自分は日本史については素人なので史実といっても何も知らないのですけど…

第8話「招かれざる者」、第9話「遠くの国」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

※個人的事情で、感想は今回2回分まとめて考えます。 目次:クリックで各項目へ飛べます。 直秀という存在を考える 散楽について(第一回の感想から) 散楽と市、チマタと辻 直秀のこれからの身の振り方 ーーもうちょいおまけーー 左大臣家の一の姫、倫子の…

第7話「おかしきことこそ」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 「続・おかしきことこそめでたけれ」 いつの時代も出世する人がよい人とは限らない 宮中で行われていた遊戯 投壺 打毬(だきゅう)(=ポロ) 「続・おかしきことこそめでたけれ」 まひろは直秀から指導を受けて(?)、散楽…

第6話「二人の才女」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

この記事は自分の覚書なので、登場人物の年齢を書いておく。 第六話では花山天皇の女御藤原忯子様がお隠れになったとのことなので、即位から二年後の986年のことだから、登場人物も2年づつ年をとっている計算である。 ※ただしこれは各人の生年からの単純計算…

第5話「告白」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

さて、登場人物の年齢を整理してみよう。 物語の始まりのころは右大臣家から詮子さまが入内される前の年、977年。 第二話以降は984年の花山天皇即位の前後を軸に話が進む。 その間の経過、約7年。 この時間の過ぎゆく間に主人公は幼少から思春期を迎え、公…

第4話「五節の舞姫」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

脚本が登場人物の心理を丁寧に描写していて、また会話もごく自然に登場人物の設定に溶け込んでいて違和感なく、見ていて飽きない。 時代劇や歴史ドラマを見ていると時代考証にツッコミを入れがちな性格なのだが、今回の大河ドラマを見るにあたっては、そんな…

第3話「謎の男」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 《大河ドラマに見える源氏物語の要素》 確執への訣別 ケガレと物忌み、怨霊と生霊 当時の女性 紫式部が主人公の大河ドラマ、題名が「光る君へ」ということで、なんとなく時代は平安時代だろうとは予想していたものの、筋書…

第2回 めぐりあい 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

※これ書いてる人は日本史も国文学も知らない単なる通りすがりの大河ファンです。この部屋の内容に深い意味はなく単なる思いつきとノリと勢いでやっています。なお、自分の覚書も兼ねてるので逐一資料を調べて解説リンクを貼ります。煩雑になりますがご了承く…

第1話 約束の月 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

自分はときどき、気になる年だけ見てみるlightな大河ドラマファン。 大河ドラマってNHKの看板番組として桁違いの予算が組まれてるし色々特別な存在だ。 ジャンルが最近幕末か戦国時代かってなっててマンネリ化してるなと思ってたので、今年のテーマが紫式部…