歴史と本マニアのための部屋

歴史、政治、本、あと吹奏楽関連のつぶやきです

第13話「進むべき道」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 一条天皇の御代と中関白家の栄華 まひろの身の振り方と識字率の矛盾 兼家の老い 道長と正妻 一条天皇の御代と中関白家の栄華 さて、ドラマの舞台は前回から4年の時を経て、990年(永祚2年)。 986年安和の変で花山天皇を謀…

第12話「思いの果て」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 死の影は身近にありそっと忍び寄ってくるもの まひろの友人 サロンの風景 結婚観 道長の場合 まひろの場合 為時から見た実資 宣孝から見た実資 現場から:道綱の気持ち 道長を巡る人々の思惑 左大臣源雅信と摂政兼家 倫子…

第11話「まどう心」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

第11回のお題は「まどう心」。 誰が、何に心まどわされているのだろう? 前回からの展開で、それぞれの立場から心境を想像しながら考えてみる。 目次:クリックで各項目へ飛べます 寛和の変 後日譚 花山天皇の場合 為時の場合 兼家の場合 ついでのつぶやき:…

第10話「月夜の陰謀」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 寛和の変 まひろと道長の恋 今回は大きくストーリーの流れが二つに分かれる。政変と、恋だ。では政変のほうから見ていくことにする。 寛和の変 ………自分は日本史については素人なので史実といっても何も知らないのですけど…

第8話「招かれざる者」、第9話「遠くの国」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

※個人的事情で、感想は今回2回分まとめて考えます。 目次:クリックで各項目へ飛べます。 直秀という存在を考える 散楽について(第一回の感想から) 散楽と市、チマタと辻 直秀のこれからの身の振り方 ーーもうちょいおまけーー 左大臣家の一の姫、倫子の…

第7話「おかしきことこそ」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 「続・おかしきことこそめでたけれ」 いつの時代も出世する人がよい人とは限らない 宮中で行われていた遊戯 投壺 打毬(だきゅう)(=ポロ) 「続・おかしきことこそめでたけれ」 まひろは直秀から指導を受けて(?)、散楽…

第6話「二人の才女」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

この記事は自分の覚書なので、登場人物の年齢を書いておく。 第六話では花山天皇の女御藤原忯子様がお隠れになったとのことなので、即位から二年後の986年のことだから、登場人物も2年づつ年をとっている計算である。 ※ただしこれは各人の生年からの単純計算…

第5話「告白」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

さて、登場人物の年齢を整理してみよう。 物語の始まりのころは右大臣家から詮子さまが入内される前の年、977年。 第二話以降は984年の花山天皇即位の前後を軸に話が進む。 その間の経過、約7年。 この時間の過ぎゆく間に主人公は幼少から思春期を迎え、公…

第4話「五節の舞姫」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

脚本が登場人物の心理を丁寧に描写していて、また会話もごく自然に登場人物の設定に溶け込んでいて違和感なく、見ていて飽きない。 時代劇や歴史ドラマを見ていると時代考証にツッコミを入れがちな性格なのだが、今回の大河ドラマを見るにあたっては、そんな…

第3話「謎の男」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

目次:クリックで各項目へ飛べます 《大河ドラマに見える源氏物語の要素》 確執への訣別 ケガレと物忌み、怨霊と生霊 当時の女性 紫式部が主人公の大河ドラマ、題名が「光る君へ」ということで、なんとなく時代は平安時代だろうとは予想していたものの、筋書…

第2回 めぐりあい 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

※これ書いてる人は日本史も国文学も知らない単なる通りすがりの大河ファンです。この部屋の内容に深い意味はなく単なる思いつきとノリと勢いでやっています。なお、自分の覚書も兼ねてるので逐一資料を調べて解説リンクを貼ります。煩雑になりますがご了承く…

第1話 約束の月 大河ドラマのlightな感想 光る君へ

自分はときどき、気になる年だけ見てみるlightな大河ドラマファン。 大河ドラマってNHKの看板番組として桁違いの予算が組まれてるし色々特別な存在だ。 ジャンルが最近幕末か戦国時代かってなっててマンネリ化してるなと思ってたので、今年のテーマが紫式部…

北海道見聞

自分はうどん県民。 曾祖父母の代から今住んでる自治体に在住で、自分も県外に住んだことはない。旅行に出かけても関西、遠くて関東の千葉県までだった。 しかし、ふとしたきっかけで生まれて初めて北海道へ行くことになったので、徒然に思ったことでも書い…

シルクロードー後編:正倉院展

★★この記事は日本史はさっぱり分からない人の想像です。 ★★単なる個人的な想像であり、根拠となる説や論文はとくにありません。 ★★なんとなくで読んでください。 この記事は2022/10/29、正倉院展を見に行った感想です。 前編として、午前中に法隆寺を見に行…

シルクロードー前編:法隆寺編

★★この記事は日本史はさっぱり分からない人の想像です。 ★★単なる個人的な想像であり、根拠となる説や論文はとくにありません。 ★★なんとなくで読んでください。 ★★正倉院展の感想は後編で書きます。 目次:クリックで各項目へ飛べます 法隆寺 西院伽藍 宝物…

アカデミズムとエンタテイメント

★★このブログは、普段はネットピアニスト「ござ」さん単推しとなっています ★★よって今回の記事は番外編です ★★クラシックに全く知識のない人が書いています ★★ご了承ください 目次:クリックで各項目へ飛べます きっかけ 娯楽としての音楽 世代を超えた文化…

先入観ーーかてぃんさんとポーランドの交響楽団

★★この記事は、ポーランド国立放送交響楽団の岡山公演に際しての、先入観です。★★ ★★演奏聞いたら、感想をまた書くかもしれません★★ 9月14日、水曜日。 今日は瀬戸大橋を渡って岡山にコンサートに来た。 コロナウイルス流行もあり、生でクラシックのコンサー…

映画「ニューヨーク公共図書館 Ex Libris」を見て

きっかけ 発端は、先月Twitterで見かけたあるWeb記事だった。 ググって分からず図書館へ→2日で解決 こんなにすごい「レファレンスサービス」#レファレンス #図書館 #我孫子 https://t.co/Rlmjfel443 — J-CASTニュース (@jcast_news) 2022年7月19日 しかし実…

大山祇神社(後編)

※この記事は下記の2021年夏に書いてた記事の後編です。ずっと中断してました、すいません。 ※参考資料:前編 え?? そんな前の話、忘れた? ああっ、石をなげないで下さい。 …前置きはそのくらいにして本文に入ります。 (※日本史分野は素人のため、なんと…

音楽史と世界史

★★JAZZが抜けてる・・・!暇があったら追加するけど素人なので大した事書きません。 注:この記事はござさんのブログの資料として書いてます 調べてみたら、音楽はどの時代でも政治、思想、宗教と切っても切れない関係があるようだ。音楽はいつも何かの影響…

大山祇神社(前編)

★★この記事の中の季節は 2021年5月初旬、GWです。★★ 目次:リンクで各項目へ飛べます 初夏の頃 大三島 祭神は何なのか考えた ・古事記から ・風土記から 【そこに書かれた神社の成り立ち】 風土記に描かれた交流の背景を考える 交流の実例としての奉納品 …

懐かしい風景

ござさんは6月末のツイキャスで、2020年1月末に介護施設を退職した際その時間を使ってどこに行ったかというと六義園だと言っていた。ほぉーん、柳沢吉保ゆかりの庭園なのか。 リンク:この公園について|六義園|公園へ行こう! と、調べていて思った。この…

東方の三博士

キリスト降誕:いわゆる東方の三博士について。 クリスマスとは?降誕祭の事。 その際必ず語られる話として。 ーー東方の三博士ーー イエス・キリストが生まれた時、東方から贈り物を持って礼拝にきた3人の賢者。 賢者=マギとは、古代メディア王国(B.C.18~…